横浜GSFC U-15

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2023年 01月 20日

U-14 2022年度末 強化試合&年明け練習試合

2022年12月28日(水)~30日(金) 

■初日
第1試合 エクサス松戸(千葉)
①0-0
②1-3 得点:ユズト-Aハル
③0-6
④1-2 得点:シリュウ-Aユズト


試合前に遠征の目的と狙いについて話をしました。

・守備のハメ方
・攻撃の狙い
・希望ポジションの確認

まず、攻守については1つずつ狙いを確認。

攻撃力のある学年だけど守備については個での対応が多く、狙いをもったり駆け引きが少ないのが秋葉中練習試合の時から気になっていたのでその改善に向けて取り組みました。
練習でもグループで守備をすることに取り組んでいますが、グループ戦術とともに試合で行うチーム戦術についても確認。
全体で共有していきました。

攻撃についても個の強い学年であり、改善が必要な部分がありますがそこは個人的なアプローチに留めました。
1番伝えたかったチームとしての強み、サイド攻撃からのチャンスが多いのでそこを活かしていくことを共有しました。

また、希望ポジションについて改めて確認をしてみました。
ゲンキのFWが変更点でしたね。

エクサス戦はミーティングで準備していなかった3バックシステムの相手で戸惑ったようです。
色々多くを伝えると入りきらないのであまりポピュラーでない3バックは説明を省いたのですがまんまと初戦に。。
そんなもんですよね、、。
プロクラブでも3バックは増えてきていますからね、、。

それでも前から取りに行く、ハメる意識は継続して1本目は0-0。
ただ、2本目終わって相当に疲れが見えていました。

気になったのはトップ下の守備。
前に行くタイミングが遅れてしまって余裕を与えてしまうシーンが多く
体力的に行けないのもありますが、準備・意識の問題も大きくて。
後ろのコースを切ったり遅らせる意識が強すぎて、プレスをかけれず。
また、自分のサイドにボールがない時に休んでいることも多かったです。

全体的に疲れてしまったのはボールの無い時、ボールが遠くの時に休んでいるから。
ここで良いポジショニングや準備をしていれば無理にダッシュする回数も少なくなる。
休み方の質を高めることですね。

これは守備だけでなく、攻撃においても言えることで
個の力が高く、ボールを持ってから考え始めても通用している部分も大きいから先が見えていない。

何を観なければならないか、感じなければいけないか。
そこ基準を伝え、そこでさらに考え準備して実行する。
その土台を作った初日だったと思います。

守備面ではまだ手ごたえを感じるところにはありませんでしたが、攻撃はサイドから2点。
しかも2点ともにサイドの選手がクロスを上げて、逆サイドの選手が決める形で『クロスの時に3枚ゴール前に入る』という約束事もチャレンジ出来ていました。


■2日目
vs矢板SC(栃木)
①1-2 得点:シリュウ-Aレオ
②0-2

vsFC朱雀(栃木)
①0-0
②1-0 得点:シリュウ-Aリク


2日目の第1試合は矢板中央高校の下部組織、矢板SC。
アップからリフティングやドリブルを入念に行っていて、試合でもその通りドリブルや狭い中でのプレーに長けたチームでした。

②からスタメン組の選手が出てきたようでしたが、①は押し気味でゴールに迫れている回数も多かったです。
②になると守備の時間が多くなりました。

2試合目のFC朱雀も丁寧に攻めてくるチームでサイド攻撃に特徴がありました。
守備が上手くハマっている時は良い守りが出来ているのですが、意識が遅れたり自分のマークを認識していないままボールを奪いにいって穴を空けてしまっている時はやはり崩されてしまいます。
ただ、今はやられても良いと思っています。

やられるパターンや状況を認識して欲しいのがその狙い。
その後はしっかり考えたり、色々と意見を交換し合ってフィードバックして改善につなげましょう。

トップ下の守備について少しずつ出足の早さが出てきたのと、後ろの選手が狙って取るための声や指示は多くなってきたのは良い傾向でした。
ここは自分が行かなければいけなかった、行こうと思ったけど遅れた。
という認識は進んでいたようなので、今後に向けての大きな心配は無かったです。

前日夜に面談を行ったシリュウでしたが、1日目と打って変わって積極的にゴールに迫ってくれてこの日2得点。
得点には現れていない部分でもシュートで終わる、センタリングを上げきるなど怖さのあるプレーにチャレンジしてくれました。
惜しいところまではいける、から抜け出す一歩目を踏めたのではないかなと思っています。


■3日目
vs矢板SC(栃木)*前日に引き続き2回目
①0-1 
②1-3 得点:シリュウ-Aユズト

vsfervore富岡 U-13(群馬)
①4-0 得点:レオ、ルキ-Aハル、ユズ-Aシリュウ、ゲンキ
②8-0 得点:ルキ-Aハル、ナオヤ-Aゲンキ、ハルミチ、レオ-Aゲンキ、ルキ-Aレオ、ゲンキ-Aリク、タク-Aルキ、レオ


2日目に対戦した矢板SCと再戦。
①からスタメン組で相手をしてくれました。

守備に追われる時間が多く、ハーフタイムではボールを持たれていることに上手くいっていないと思っていたようですが、前の2日間とは全く違っていました。
休んでいる時間が長かったトップ下2人の準備も早く、後ろの選手もしっかり狙えていてチーム全体で意図をもって動いていました。

攻撃面では初日からボールを失う回数が多かったところについて、ボールの置き所の改善をしてきましたが、そちらも意識できていてドリブルの強さに加えてラストパスと逃げの選択肢が生まれて余裕も出来ていました。

選手たちが思っていた以上に変化を感じられていることを伝えて、後半送り出しました。

すると、良い守備から奪って狙いのサイドからシリュウが迷うことなくゴールを決めてくれました。
同点としてさあこれからというところでしたが、その後右サイドから崩されて失点、少し気持ちも落ちて流れが変わってしまいましたね。
ただ、チャレンジしてのミスでもあったしヒロムともカズヤとも失点については考えてくれていて、しっかりフィードバック出来ています。
失敗を成長につなげてくれるでしょう。

最後の相手はU-13で大量得点にはなりましたが、簡単には崩れないチームになりつつあるなと思いました。
危ないところはなく、試合をコントロールしてきっちり仕留めていきました。


この合宿の目標だった守備の形について基礎が構築出来て、攻撃面ではサイドからの攻撃に自信を持つことができました。


個々にも課題を与えていましたが、特に試合を通してCB2人の安定感と戦術理解度は高くなっていると感じました。
前からの守備に臨機応変に対応しながら、危険な状況はしっかりと回避し、また奪ったボールを繋ぐことも出来ていましたね。
ヒロトは一皮むけ始めたなという感じはありましたが、ナオヤについては心配もありました。
しかし、合宿前の出来事から少しずつ変わり始め、合宿中は身体的にも判断力的にも無双。。
ヒロト、ナオヤに加えゴータムもいると考えるととても強力。
ゴータムも3日間、しっかりミーティングを聞いて理解に努め、試合は全て自分なりに記録して課題や良かったところをメモしていました。
ヒロトやナオヤのプレーぶりに嫉妬しています!と言っているくらい、向上心が高く、サッカーに対してやる気があふれているようです。
な、だけに痛いケガでしたが期待して待っていますからね!


GKふたりはヒカルコーチがしっかり3日間トレーニングしてくれました。
安定感のあるヒカリにもクリアと矢板戦でニアに決められたゴールなどしっかりと課題が出て良かったです。
カズヤもケガの遅れを取り戻そうと必死になっているのは良くわかります。
自分の理想とのギャップを感じ涙していることもありますが、悔しい感情がこれだけあれば必ず成長してくれるでしょう。
ポゼッションについては何度も意見を交わして理解を深めることが出来ましたね。

SBふたりは離脱していた期間が長かったこともあり身体と頭のコンディションに悩んだ3日間でもありましたね。
ただ、確実に課題は持ち帰ってくれたと感じています。
攻撃面のストロングは間違いなく持っているので、自分の特徴をどう守備面で活かすかが課題でしょうか。
でもこれからでしょ?
こんなもんじゃないと見せてくれると思ってますよハル、ヒロム。


アンカーにポジションを移したハルミチは水を得た魚のように躍動。
いて欲しいところにいてくれて、気の利くプレーと運動量でみんなをカバー。
こんなに力強い選手だったんだなと改めて気付かされました。
課題らしい課題は見つからなかったかもしれないけど、自信を持って3日間プレー出来たことは収穫じゃないかな。


トップ下の3人については守備も攻撃も課題が同じでした。
守備は全員同じ意味での準備の早さが
攻撃は全員違う意味でのボールの置き所が課題でした。

ルキは以前からボールが身体から離した時に奪われていることを指摘していて、以降意識して取り組んでくれていました。
合宿中もその成長が見られ、年明けからもどんどん良くなっています。

リクもルキと同じように身体からボールを離さないようにという話はしていますが、リクにはフィニッシュプレーがあるのが違い。
シュートの上手さ、ラストパスのアイデアがあるのでそれを活かすための置き所を考えて欲しいと伝えていました。
本人が合宿中悩んでいたのは顔を見てずっと分かっていて、2日目にゴールにつながるプレーが出来た時にようやく明るさが戻りました。
誰にも真似できないスペシャルな部分は持っているので、少しの工夫で必ず大きく変わると思っています。

3人の中で現状1番身体的な能力が高いレオですがボールを失う回数は多いです。
ドリブルとスピードで何とか回避できる反面、そこに頼って準備と判断のないトラップで詰まってしまってボールロストしているのが気になっていました。
間違いなくドリブルとスピードが特徴なのですが、そこをどう最大限に活かせるようにするのか。
相手に選択肢を与えるプレーをする必要があり、それにはドリブルだけでなくパスもシュートもあると思わせるボールの持ち方が必要で。
3日目にして少し掴んできたようなプレーぶりでした。
習慣づいてしまったらとんでもないプレイヤーになるのは間違いありません。

守備については3人とも準備や反応が良くなって、狙っているからこそボールを奪える回数も増え、力強さも感じられていきました。


サイドの2人は現状、チームの生命線。
それくらい『いける』。

ユズは仕掛けたらほぼセンタリング上げて帰ってくる。
中に入った時のプレーが課題だと思うけど、本人も自覚していて練習をしているようなので大丈夫でしょう。

シリュウも本当に取られない。
でも相手に取ってもっとイヤなプレイヤーになるにはゴールが必要で。
小さい時からずっと上を見ているヤツなので、面談時には厳しめに伝えましたが、素直に聞き入れてくれてこんなに変わるものかと。
3日間、全てゴールに関わったのはシリュウだけでした。

ただ、合宿を通じて1番ふたりの成長を感じたところは精神面。
ユズは心が安定してブレが無くなって、シリュウはおとなしいタイプだったけど反骨心や燃えるところが出てきていて。
非常に頼もしくなってきましたね。


最後はFW陣。

合宿中にFWに移ったゲンキですが、ずっとやりたかったんだよね、、とボヤいてました。
残念ながら参加できなかったユウト、タクを加えてここにきて1番熾烈なポジションになりましたが、3人とも特徴が違って面白い。

タクは本当に一生懸命プレーしてくれる、けどね?
というところをたくさん話をしてきましたが、とても良く聞いてくれて考えながらプレーしてくれました。
いざ攻撃、となった時にボールを失った時に何が原因で獲られたの?と聞いたら『疲れてます』と答えていた永田中での練習時のようないっぱいいっぱいな様子はほとんどなくなりました。
上手く守備をするようになって、頭や身体の準備にパワーを使えるようになればスピードや技術もあるので必ずもっと活躍出来るようになります。

ゲンキは攻撃的なセンスがやはりすごくて。
小学生の頃からFWやるとほんとにおもしろくて、ジュニアユース入ってからもFWだと思ってたらDFに定着して。
身体の強さ、対人の強さが買われてのことでDFももちろんいいんだけど、DFやってても考えやプレーの根幹がオフェンス的なんですよね。
FWではまずボールがしっかり収まるので周りの選手は楽だと思います。
ヘディングなど浮き球に合わせるのも得意で、動き方も型にハマってないのがまた面白い。
ただ、自分がFWやってる時に点を取られるとモヤモヤする、、といっているのでしばらくは元のSBと並行してプレーしてもらおうと思っています。

参加できなかったユウト。
合宿で見て色々伝えたかったので本人もそうだったと思いますが、私もすごく残念でした。
長期離脱から帰ってきてしばらくぶりに見せたプレーはやはりゴールを期待させてくれる。
ゴールに向かうパンチ力や動き出しは点取り屋のそれ以外何物でもないなと。
課題はレオに少し似て、ノリでプレーしてしまうことがあるのでボールの持ち方は少し意識したほうがいいかもしれない。
大胆さと、荒々しさと、繊細さを全て持った選手で可能性がたくさんあるプレイヤー。
これからたくさん伝えていきます!


■練習試合
2023年1月7日(土)天候 晴れ 会場 北陽中学校 対戦相手 北陽中

①3-0 得点:ユズト-Aゲンキ、レオ、シリュウ-Aゲンキ
②2-1 得点:ユウト-Aユズ、タク-Aセッキー
③1-0 得点:ユウト-Aヒロム
④0-3


年が明けて北陽中学校さんと2度目の対戦をさせて頂きました。
前回の試合は上手くいかなかったようでしたので、どうなるか楽しみでもありました。

相手にはキーマンとなる選手がGK含めて3人ほどいて、軸がしっかりしている印象でした。
年明け初戦、あまり多くを求められない時期での試合の中ではありましたが、合宿での成果がどのくらい定着したかだけ確認したいと思っていました。

結果的にほぼ危なげなく、しっかり得点も奪えて終わることができました。
サイドからの攻撃は厚く、守備面でも形は崩れることなく。
ボールタッチや身体操作はやはり落ちていましたが、ボールの置き所や判断の質は全体的に意識できているのが確認できました。

人数も少なく、1年生から毎試合助っ人に入ってもらったりで何とかやりくりしたので2年生全員集まった試合を早く見たいですね。

助っ人に入った1年生も全員そつなくこなしてくれましたが、特徴を出すところまでは正直いけてなかったかな。
それでも普通にやれていること自体、すごいことなんだけどね。
ユウシュンやカズキはいつも2年生に呼ばれているわけではないのにプレー出来ていたので自信もついてきているのだと思います。
セッキーは2人についてきて朝早くから準備してきてくれました。
こういう積極的な選手は試合出してあげたいし、しっかり結果も残してくれますよね。

最後の④は色々なことが重なって、ちょっと歯車が狂ってしまいました。
メンバーを決めたこちらの責任が大きく、ソウマとナオヤとカズヤに悪いことをしてしまったね。
失点については気にしないでもらって大丈夫です。

とにかくこの日は合宿での確認が出来たのと、ユウトが点を取って喜んでいたのを見れて良かったです。


そして何より、合宿中からそうだったのですが、この学年のみんながハーフタイムなどにこんなにサッカーのこと話すんだと驚いていました。
いつも茶化し合っているのは見ていますが、みんなで真剣に目標・目的に向かって進んでいける集団なんだなと。

これからたくさんの変化と成長が見られるでしょう。
期待大!!!

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by gsfc15 | 2023-01-20 15:40 | Trackback | Comments(0)


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