横浜GSFC U-15

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2023年 03月 13日

3/12(日)GSカップ


彼等に送る最後のブログになります。

まずはGSカップの結果をヒカルコーチが細かく記録してくれたので!!

Aチーム
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Bチーム
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Cチーム
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Dチーム
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1試合目
AvsB 結果2ー1
A
2分けいすけ
2分40秒かんた
B
7分30秒はる直接ck
 
2試合目
CvsD 結果1ー1
C
18分40秒 守屋ゆうと
D
9分55秒 相田ゆうと

3試合目
AvsC 結果0ー1
A
C
23分15秒 ひろむ

4試合目
BvsD 結果2ー0
B
17分30秒 だいき
20分00秒 はる
D

5試合目
AvsD 結果2ー0
A
8分5秒 けいすけ
18分30秒 けいすけ
D

6試合目
BvsC 結果0ー1
B
C
8分45秒 あんぼ

A勝ち点6
B勝ち点3
C勝ち点7
D勝ち点1

優勝はチームC!!
夏合宿でのGSカップから小林C2連覇となりました!!

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イニエスタしゅーずは決勝ゴールのマサキが持っていきました!!



この後に卒業生に対して引退セレモニーも行いましたが、伝えきれない想いがたくさんあるので、1人ずつに書いていきます。







かずと。

入部前の体験練習時から、いつもちゃんと立ち止まって、相手の目を見て挨拶してくれましたね。
でもどこか、いつも上の空で、サッカーに対しての感情と、自分の中の感情が上手く整理できなくて、たくさん苦しんでいるのが伝わっていました。
それでも練習に来た時はサッカーに没頭して、『上手くなりたい』という力強い意志がそこにはあって、そんなかずとを見ているから、こちらも熱が入ってしまいます。
その場その場で感情に左右されてしまうから、心と身体が一致しなくて、上手くいかなくて、泣いて。
2年時は特に長く苦しんだから語りきれないほど色々あったよね。
でも3年生になって、たっかい壁を乗り越えて、折れそうな心を守り抜いて、自分の意志が本物に成ってから、一番成長を感じていました。
『3年かかった、、、』じゃなくて、『3年間戦い抜いた』それだけです。
逃げたって良いし、諦めたって良かった瞬間が何度もあった。
それでも自分と戦って、成し遂げた彼を誇りに感じます。
これからは兄として、いつでも連絡待ってますね。
一緒に卒業出来て良かったです、ありがとう。



かとはる。

最後まで悔しい顔で終えましたね。
小6の頃と同じ最後を迎えたように感じます。
それはいつも自分に満足していないからで、もっと自分は出来るっていつも信じているから。
かとはるもよく泣いていました。
彼が泣くのは、プライドより悔しさが勝った時だけ。
「上手くいかないのは調子が悪いせいだ」
「いつもならもっと出来てる」
自分が上手くいかない理由を見つけて、悔しさをプライドで打ち消す術を持っています。
でも、かとはるにも涙が出る時がある。
プライドではごまかしきれない程、自分の無力さを感じた時。
チームが負けて、自分も負けて、理由を探しても見つからない時に、溜めこんでいた感情が一気に爆発します。
逃げずに、その涙の数だけ強くなってきたのがかとはるです。
高校へ行ってもきっとサッカーを続けるでしょう。
きっと高校ではもっと逃げやすい環境が待っているでしょう。
でも、自分から逃げないでほしい。
やっと身体が思い通りに、イメージ通りに動いて来ています。
力を抜いて、思い描くストライカーに成って下さい。
楽しみにしていますよ。


じゅんぺい。

身体能力とセンスは、上がってくれた当時から光るものを感じていました。
センスというのは感覚で、説明出来ないモノが多いから、1年生の時からそれをどうやって活かすのか?自らの判断で使い分けられるようになってもらう事を意識して伝えていました。
攻撃的なセンスが売りのじゅんぺいには、守備の会話をたくさんしてきた気がします。
それでもしっくりいかない時期が続いていて、前をやったり、中盤をやったり、彼の中で模索し、葛藤し、3年間積み上げてきたセンスが理解に変わって来てから、ゴールに関わる機会が増えて、3年時の常盤公園で、最高の形からゴールを奪った時の満面の笑みは今でも強く覚えています。
オフェンスで自分の形が出来上がって来たからこそ、高校へ行って必要になる、ウィークである守備に重点をおいて最後は伝え続けていきましたが、熱が入り過ぎた事を後悔しています。
じゅんぺいとはたくさん会話をして、何度もぶつかりましたが、私はジュンペイの笑顔にたくさん救われてきました。
高校で、その先で、上手くいかない事、悩む事があるかもしれないけど、いつだって連絡待ってます。
ジュンペイの笑顔が先で見られる事を願っています。
また一緒にサッカー出来る日を楽しみにしています。



すばる。

最初は正直、ちょっとやんちゃな奴が入って来たなーっていう印象を受けていました。
でも、彼との会話が増えていくにつれて、馬鹿が付くほど真面目な面と、良い意味でちょっと意地悪な所が見えて来て、迷わず副キャプテンはすばるで決まりました。
準備は怠らないし、時間にも遅れないし、周りに左右されないし、なにより、影の努力を一番出来る人間である事、これが決め手です。
キャプテンを支える陰というのは、私はキャプテン以上に苦しいと感じています。
望んでもいないのにいつも2番手のように扱われ、うまくいかなければ副キャプテンなのにとイジられて、自分の事以上に周りを見て動けなければ務まらないのがチームの陰です。
器として、キャプテンでも副キャプテンでも出来るのがスバルです。
後輩にも慕われて、コーチ達からも信頼されていて。
それでもたまに不安になる時もあって。
我慢していないかなって。
お兄ちゃんだし、支えなきゃいけないし、自分の事で精一杯なのに、自分以上に周りに気を遣って。
プレーにおいてもそんな影の役回りが日に日に強くなっていって、それが彼の良さでもあり、我慢でもあり。
周りを活かす選手として、存分に力を発揮してくれているスバルだからこそ、自分を信じてもっと光って良いと思っています。
今まで何度も、陰で支えて来たんだから、高校では主役になってきて下さい。
すばるが副キャプテンだったから、チームに優しい人間と、自分を主張できる人間が増えました。
3年間、務めてくれてありがとう。



かんた。

入部当時から、悪ガキの印象でしたが、愛嬌があるからみんなに愛される。
GS出身じゃないのか?と思うほど、最初から人懐っこく絡んでくれて、サッカーにおいては、総合的に見てレベルは高くなかったけど、私が一番必要を感じている『駆け引き』において、誰よりも身近に感じながらプレーしている姿を観て、『先で化けるな』と思って指導しておりました。
でも実際は、かんたの伸び悩む姿を長く観る事になり、焦りはありませんでしたが、この代で一番他のスタッフに成長について聞いていた気がします。
どんな練習をやっても楽しくプレーしてくれて、楽しそうに帰っていく、それがかんた。
サッカー大好きなんだなぁって感じるからこそ、早くその時を待っていて、2年生の年末遠征で彼が自分の形を見つけた時には本当に嬉しくて、思わず『やっときたな』という言葉を使ってしまった記憶があります。
膝の痛みもあって、なかなか思うようには出来なかった3年時に、スカウトの方に『あの10番も良いですね』って言ってもらえた話を聞いた時は本当に嬉しかった。
弱音を全く吐かないのは、なによりもサッカーに没頭している証拠だと感じます。
悔しさもあるけど、サッカー楽しい!って。
負けたけど、サッカー楽しい!って、きっとそっちが勝っているんだと思います。
でも最後、GSカップでゴール決めた時の気持ちの入ったガッツポーズを観て、彼の中で、サッカーの立ち位置が少し変わったように感じます。
ここから、もっと感情でサッカーするようになるカンタがみれないのは残念ですが、楽しさは忘れず、もっともっとのめり込んで下さいね。
ストライカーの嗅覚が覚醒することを大いに期待しています。
どんな時も、サッカーを楽しんで下さい!!



つばさ。

入ってきた当時から考えると、こんなに仲良くなれるとは思っていなくて。
選手として、こんなに感情的な選手になるとも思っていなくて。
入ってきた頃は、サバサバなエゴイストな印象で、正直距離も置かれているように感じていたのが第一印象。
なんといってもあんなにドリブルする選手を見た事がなかったので、想いが伝わるかどうか一番心配していた選手です。
コロナ禍での体育館練習でもひたすらドリブルで、自らゴールを決めて、獲られては獲り返し、またドリブル。
でも、それを否定したことはなくて、周りに何を言われても続けるつばさの、その強い意志に、感心と期待をしていました。
この学年の中で、一番スタメンにこだわっていたのがつばさでした。
『スタメンでいくから』と伝えた時はいつも『よっしゃ!』というのが可愛い所。そして遅刻するのも可愛い所。
でも、そんな序盤でイケイケだったつばさも、だんだんと上手くいかなくなってきて、周りが追いついてきて、ちょっと練習をサボる時期もあったりして、ちょっと心配な時期がありました。
でも、やっぱりあの日、大黒ふ頭のKAZU戦ですね。
あそこがターニングポイントだったと感じています。
それまで『ボールを持つ』為にしていたドリブルが、『ゴールを獲る』為のドリブルに変わって、大きく化けました。
受験生なのに『休会しないでサッカーいきます!』なんて。
口では心配していたけど、、本当はめちゃくちゃ嬉しくて。
気付けば試合前に、『勝ちてー』とか『絶対点獲るわ』とか必ず何か言っているつばさが、サッカーに感情が溢れすぎているつばさが大好きになってしまいましたね。
3年になって、みんな泣かなくなってきた頃に、練習で上手くいかなくて涙を見せる男だから、練習でも試合でも100%で声を出して感情で戦ってくれるつばさだから大好きです。
また一緒にサッカーしようね。
コブラで待ってます。



しゅうえい。

寡黙な印象があるかと思いますが、普段の会話が少ないだけで、試合中と、自分のプレーについての会話は人並み以上に話をしてくれるのがしゅうえい。
自分にとって必要な事を理解して、そこだけは絶対に逃さないのが良い所。
同じCBとして、羨ましい限りのキック精度を持っていて、『キックは笠原コーチが上手いから聞く』とちゃんと判断して選別してくるあたりも憎めない可愛い所。
指導者にとっては、彼みたいな遠慮なく、忖度無い選手がいるのは光栄で、3年間で私自身が彼から一番成長させてもらえたように感じていたんですね。
練習がつまらなければやらない。
質問されて、返した言葉が意味分からなければ無視する、もう聞いてこない。
酷い事を書いているようですが、そんな風には感じていなくて。
それが普通というか、そうでなくちゃいけないと感じていて。
周りに合わせる事ももちろん必要なんだけど、指導者として、選手が自らやりたいと思える環境を用意するのが当たり前で。
納得していないけど横柄に教えるのは違うと思っているので、しゅうえいみたいに、ちゃんと私を常に評価してくれる選手がいる事で、選手一人一人に対してより向き合える事が出来ていました。
書いたような事がいつもある訳ではなく、『そういう瞬間があった』だけですのでただの懐かしい思い出話です。
自分に必要ないと感じたら自分で勝手に必要な努力をする。
高校でもその力は必ず必要になってくるので、どんな状況でも自ら切り開いてくれる事を願っております。
ただ、見た目以上に分からない事はちゃんと学んで吸収したいタイプなので、高校で気になるプレーがあれば、プレーの動画と一緒に一言お待ちしております。
推薦組全員蹴散らしてきてください。
信じてます。



ゆうすけ。

小学生のサッカーを始めた頃から、型破りなストロングスタイルで自分の得意な部分のみをどんどん伸ばしていって周りにグングン追いついて、追い越して。
中学3年生になってもそのスタイルを変えず、自分の得意から派生した課題をひたすらに続けるタイプなので伸びが早く、出来ない事が何か?もちゃんと理解しているからこそ、自分の強みが分かっています。
ゆうすけもまた、サッカー大好き人間なので、いつだって100%で取り組んでくれる選手です。
受験もあってサッカーから遠ざかってしまっても、たまに来れば最初から100%で向かって行って、死にそうになるまでサッカーして、笑顔で帰っていく。
ずっと言っていますが、GSFCのクラブとしての象徴みたいな選手で、高校でもきっとサッカーを続けてくれると信じておりますが、また帰って来て一緒にプレー出来る日が来たら本当に嬉しいです。
努力の仕方を知っているのが彼の強みで、良い事も悪い事も知っています。
この先もきっと気付く事があると思う。
これは本当に必要なのか?違うんじゃないか?
その選択を迫られた時、どんな選択をするのか?
自分だけでなく、周りを巻き込んで、正しい努力へ導いてくれる人間になってくれていたら嬉しいですね。
いつでも永田で待ってますので、遊びに来て下さい。
お待ちしております。



ひゅうが

誰よりも、悔しい想いをさせて、誰よりも辛い時間を長く過ごさせてしまいました。
1年生の頃から、『パワーは3年になったらついてくるから』と、そう言い続けてきましたが、必要なのはそれだけじゃなくて、心技体の全てにおいて、成長するまでに多くの時間がかかってしまって、たくさん涙を流させてしまいました。
常に成長はあったけど、自信を持てるほど大きな変化がなかなか起きなくて。
『こういう練習をやりたいです!』とわざわざ連絡をくれるほど、上手くなりたいと人一倍願っていたひゅうが。
向上心があるし、気持ちも強い、けど、だからこそ曲げられないプライドの強さをずっと感じていました。
このプライドさえ無くなれば、大きく変われると感じていましたが、その捨てきれない何かがずっと成長にストップをかけていたようにも感じていました。
正直、今でもまだその何かが見え隠れする時があります。
でも彼は、自らもがいてもがいて今のスタイルを生み出して、まだまだ上手くいかない事の方が多いかもしれないけど、いつだって折れる事なく日々自分を磨き続けています。
人の手を借りながら進む方が、きっと早くその場所に辿り着けるかもしれない。
でも、時間はかかるかもしれないけど、自分だけで歩いてきた道じゃないと意味がない事も多いのが社会で、人生でもあります。
譲れない意志を持っているのはひゅうがの良い所です。
高校へ行ってからの意志も既に聞いております。
どんな道へ進もうが、彼の意志を尊重しております。
いつでも永田で待ってます!
また一緒にサッカーしようね。



はるま

マイペースに、自立しながら、物事の判断を自ら選択して3年間取り組んでくれましたね。
部活との2刀流を最後まで貫き、チームの中心であるボランチで奮闘し続けてくれました。
はるまは常に自分の頭にある課題にチャレンジし続けて、クリアするまでひたすら打ち込み、たまに頭も抱えながら。
周りには気づきにくい情熱を持っていて、悔しさを強く表に見せる事はあまりないけど、でもその目にはいつもにじみ出る感情を感じていました。
4月に行われたクラブユース1回戦vs海老名FC。
あの時のはるまの涙を私は一生忘れないし、苦しくて悔しいはずなのに、それでも試合後に話を真っ直ぐ聞いてくれた姿勢に、心の強さを感じていました。
優しい顔して、優しい口調で、柔らかい印象ですが、一緒にプレーすると彼の力強さに驚かされます。
嫌がるかもしれませんが、もちろん良い意味で、彼のプレーは見た目以上にめちゃくちゃ重いんです。
バレーボールでも培ってきた重心の低さは、高校生相手でも簡単に吹っ飛ばします。
ぶつかると痛い選手はこの学年多いのですが、はるまだけはぶつかると飛ばされます。
そして私がキーパーをやると、はるまのシュートだけは手の裏まで衝撃が走ります。
ぶつかる時は重心を低く、シュート時は重心を前に。
意識して続けてきた積み重ねがスタンダードになって、プレーにおいて、目には見えにくい力強さを手に入れました。
『やりたい事があるから高校ではサッカーをやらない』と、1年生の頃から伝えられていましたが、どんどんサッカーの魅力にハマっていって、高校でもサッカーしたいなーと言ってくれるようになったことがとても嬉しかったです。
永田でもお待ちしてますが、土日しかない社会人サッカーでもお待ちしてますね。
ミドルシュートが入るまで、サッカーやめられませんよはるまくん?



くうと

1年の最初、すぐにクラブを離れて部活へ行ってしまったくうとですが、在籍していた兄を通してずっと気になっていました。
何度かGSに戻ってくるかもしれないと話もありましたが、再入部してくれたのは3年生になる直前で。
正直、その時にくうとのプレーを観た時は、『引退するまでに間に合うかなー、、、』と。
1年生の体験時から感じていたポテンシャルの高さは健在でしたが、個性や特徴がなくて、攻守において自分の中でルールがないから、何をするべきか?という判断材料の少なさに、時間が足りるのか、私自身とても心配していました。
集団で活動する時に一番の問題は人間関係で、すでに出来上がった関係性の中に、2年のブランクをどうやって埋めるか?溶け込むのか?ここもくうとにとって大きな課題になりました。
でも翔ちゃんが輪の中へ送り込んでいる姿を見て救われたのと、なんといっても合宿ですね。
約4か月くすぶっていたであろうくうとの本性が合宿で解禁され、輪の端っこにいたのに、合宿で一気に輪の中心まで潜り込んできました。恐ろしいくせ者です。。。
でもやっぱりそこで人間関係が構築された事は本当に大きくて、プレー自体、合宿前と後では雲泥の差を感じるほど、彼等のスタイルを吸収するだけでなく、くうとの個性がハッキリと見えるようになってくれて、たった5ヵ月で私の不安を払拭してくれました。
土台が決まれば後は勝手にどんどん積み上がっていくものですが、今も、本当に恐ろしいくらいのスピードで伸びていて、底知れないポテンシャルの高さを改めて痛感させられています。
高校で基礎を固めれば、すぐに頭角を現すでしょう。
改めて、帰って来てくれてありがとう。



しょうちゃん

いつだって、何かあれば悪者になってくれたしょうちゃん。
本人が望んでいる訳ではもちろんありません。
副キャプテンとして、私が汚れ役をお願いしてしまった事が大きかったかもしれません。
自分の感情に正直な所、自分が正しいと思う事を曲げない所、隠さず全て表現してくれる所、副キャプテンにしょうちゃんを選んで良かったとずっと感じていましたよ。
小学生の頃はもっと良く言えば自由で、フウガと殴り合っていた日々が懐かしく感じるくらい自制出来ない選手でしたが、今は自分の感情より周りを見ていて、グッとこらえている瞬間もたくさん感じるし、でも、自分が正しいと思う事は何が何でも絶対言う。
その判断がとても冷静で大人になってきて、担当コーチとしては欠かせない役職の持ち主になってくれました。
プレーで言えば、入部当初はいじられるほど出来ない事が多くて、自我が強くて、周りに合わせる事なんて全く出来なかったのに、今となっては常に周りを観て指示を出しながら、ボールを持てば周りを活かし、『いける』と思えば自らゴールを目指すクレバーな選手になっていて。
気になった事があれば周りに指導もしてくれていますからね。。。もう一人のコーチです。
サッカーも良く観ているのでイメージがあるのでしょうが、指導してあげている内容はほんとに素晴らしくて、言い方がたまにキツい時もあるんだけど、最近は優しく後輩たちに教えてあげている姿も見ているので、口も達者で、頭の回転も早いので、教える事が向いているのかもしれませんね。
彼の口から出る『全国出るんで』という言葉。
1年生の最初に彼が同じことを言っていたら、もしかしたらみんなに爆笑されていたかもしれません。
でも今はもう誰もそれを笑う事はないです。
そういう集団になった事、そういう選手になった事、そこに自信を持っている事。
何かを叶える人っていうのは、口に出してますから。
口に出す事を恥ずかしいと思っているうちはまだ叶えられません。
でももう大丈夫です。
正しいと思う事は何が何でも貫いて、必ず掴んで来て下さい。
たくさんたくさん救われました。
最後まで、ありがとう。



まさき

根っからの優しい子だから、厳しさは必要なくて、伸び伸びプレーしてもらう事が一番の成長になると感じて接してきました。
1年生の頃から課題はずっと一緒、だけどチームには欠かせない存在。
今でも変わらず判断を変える事が課題にあって、見えたイメージや、映る映像が切り替えられない。
でもなんで試合に欠かせないのか?
まさきのすごい所は、課題の克服ではなく、長所を伸ばす力がとても高い事にあります。
耳にタコが出来るほど伝えているワードがあって、きっと言われるのすら嫌に思っているはずで、言いすぎちゃってるのかなーと思う時もよくあります。
課題と長所を伝える事と、克服と伸ばす事を意識して指導にあたっていますが、まさきはほんとに自分の長所を見つける事が多くて、どんどん新しい長所を見つけては習得していきます。
課題が一向に克服されないのに、どんどん成長されてしまうから、試合に出さざるを得ません。
入ってきた当時は特徴や個性がなく、綺麗な状態で入部してくれたように感じます。
ただ、基本となる『止める・蹴る』は誰よりもしっかりしていたから、自分の中で新しいイメージが生まれるとすぐに体現出来てしまい、改めて、基礎の大切さをまさきから痛感させられました。
今となっては強みがたくさんあって、守備におけるポジションニング、予測、奪取。攻撃における裏抜け、得点力、浮き球のトラップ、あまり蹴らせてもらえませんが、フリーキックもめちゃくちゃ良いの蹴れます。
みんなあんまり気付いていないかもしれませんが、3年生になってゴールとアシストを合計するとまさきが一番だと思います。
派手なゴールやアシストが無いからそんなに印象はないかもしれませんが、コンスタントに得点に関わっているのは強みです。
でもやっぱり、だからこそ、課題が気になってしまうから、何度か厳しい話もしたし、今も最後に追い込みをかけております。
今じゃなくても、先で変わってくれる事があれば嬉しいし、そこさえ変われば何かが起きる可能性があるとも思っています。
その姿が見られないまま送り出す事になりそうですので、この先の楽しみにとっておきますから、試合の動画送って下さいね?
一度も言い返してくる事がなかったまさき。
きっと私に思っている事はたくさんあったけど、それを吐き出させてあげられなかった事、そこだけは本当に申し訳なかったです。
これから飛躍してくれる事を楽しみにしておりますので、変わらず笑顔でサッカー続けていて下さいね。



ゆうせい。

小学生の頃のプレーの印象がなく、どんな選手だったのか覚えていないほど、中学生になってからのゆうせいは強烈でした。
技術が高い訳ではないし、特別足が速い訳でもないし、身体が強い訳でもないけど、頭脳でサッカーをしている珍しいタイプでした。
みんなの印象ではどう映っているか分かりませんが、ゆうせいは誰よりも早く、伝えた事を吸収し、体現して、自分のモノにします。
一人一人の課題とチームの課題が常にあって、前者の方が1vs1で話す事も多いから伝わりやすいのですが、練習の中では全体に発信する事も多くあります。
ゆうせいはその全体に発するチームの課題をキャッチする能力が高く、個人的に伝えなくてもどんどん吸収して伸びていく選手でした。
『ボールが無い時に状況を確認する事』
『ボールの移動中にもう一度確認する事』
『攻守の優先順位』
この3つがすぐ浸透していたから、その土台に自分のやりたい事を乗せていく作業がすぐに出来て、認知と判断によって自分の形を構築していきました。
いつだってゴールを観る事から始めるゆうせいだから、得点シーンも多く、アシストも多く、足りない部分を補えるだけのサッカー脳で、何度もチームを救ってくれました。
高校でもサッカーをしてほしかった気持ちは今でもあります。
やっぱり彼がプレーしている姿を見るのが好きだし、観ていて何をするか分からないワクワクをいつだって感じていたし、何よりストイックだから、『本気の三浦』が見られなくなるのは本当に寂しいですね。
いつ会っても、何年後にあっても、会えば気軽に話が出来る仲だと勝手に思っているので、また熱中している事があったら教えて下さいね。
中身は変わらず、カッコいい人間でいて下さい!



ふうが。

波のある選手といえばやはり子の人。
しかもその波はいつもビックウェーブ。
自信に満ち溢れている時はノリノリで波に乗れるのに、テンションが低い時はとことん何も出来なくなる。
ある意味、その時の自分の状態を分かってるからこそなのかもしれないけど、やっぱり、口に出した時のふうがはモッてる。
卒業アルバムにも書かせてもらいましたが、この人には『有言実行』これしかありません。
どんな時も自分の口で発した願いを叶えてきました。
ふうがの言葉にはパワーがある。
なかなかいませんからね、自分の強みは大事にしなきゃいけない。
もったいぶったり、使わずにいるなんてもったいない。
どんどんデカい事言ってれば良いんですよ。
誰に笑われても私は信じます。
なんていったってふうがはあーみえて?真面目ですから。
自分が言った言葉に責任を持ってる。
だから叶えられる。
なんとなく言ってしまった言葉を、なんとしてでも現実にしようとするその真面目さがふうがの良い所です。
とは言っても、叶えられなかった事もたくさんあるでしょうし、これから先もあるでしょう。
でもそんな事はどうだっていいので、何度でも言葉に出して、チャレンジしてほしい。
『俺が1点獲りますよ!』その言葉に何度救われてきたか。
目がキラキラしてますからね、そういう時のふうがは。
自分で魔法にかけられたみたいに。
この先も、自分に魔法をかけて、デッカイ事成し遂げた時にはまた教えて下さいね。
デッカい男になることを楽しみにしています。



しょうのすけ。

たくさん話しましたね。
サッカーのことばっかりでしたけど、本当にサッカーが大好きで、明るいムードメーカーでした。
最近は学校で楽しく過ごしているようで安心してます。
入部前から入部後も怪我に苦しんでいましたが、しょうのすけが、自分らしくいられる環境であってほしいと願いつつ、きっとすごい選手になるんだろうなーと感じつつ、2年間一緒に歩いて行けたように感じています。
プレーにおいては、クレバーな良いボランチでした。
試合を創れる珍しいボランチで、間違いなく逸材でした。
この先、どこかでサッカーを続けてほしいなとは今も願っていて、またどこかで会った時には、長話してくれたら嬉しいですね。
どんな選択をしたとしても、GSが帰る場所である事は変わりませんし、何かあればいつだって頼ってほしいです。
また会う日まで、健康には気をつけて。
また会える日を、楽しみにしています。




かいと。

想い出をあげればきりがないです。
GSのセレクションに来てくれた日、なぜかかいとだけが気になって、声をかけて、キックの話をして。
入部当初から、本当はどんな想いだったのだろうか?
部活と並行していた一年時、本当はバスケの方が楽しかったのではないか?とか、サッカーを辞めたくなってしまっているのではないだろうか?とか。
サッカーを、すればするだけ苦しくなって、逃げたくなって、辛かったのではないか?とか。
この学年の子達は本当に優しくて、だからこそ、負い目を感じてしまっていたようにも感じていました。
でも、一度も成長の心配をした事はなかったです。
悔しくて泣ける選手は、必ず強くなれます。
真っ直ぐ相手の目を見て話を聞ける選手は必ず成長します。
どれだけ悔しくても、苦しくても、私の話から目を離した事は一度もありません。
だからこそ、必ず良い選手に成ると分かっていましたし、その想像を、その想定を裏切るほど成長してくれた今の彼を見て、ただただ感動しています。
まだきっと、自信はないと言うだろう。
でもそれは謙虚というかいとの良い所です。
どれだけ良いプレーをしても、『少しは上手く出来ました』『でもまだまだ他の部分が』と。
たくさん褒めてあげたいのに、そう言うから、「そうだよな」って、「まだまだこれからだよな」って返すしか出来ません。
まだここでかいとの成長を止める訳にはいきませんからね。
どれだけの壁を乗り越えてきたか。
どれだけの選手を追い抜いてきたか。
たくさんたくさん褒めてあげたいけど、でも、まだこれからだよね。
高校でもっともっと追い抜いて、私を驚かせてほしい。
送り出してくれた両親に感謝の気持ちを忘れないかいとであれば、謙虚なかいとであれば、先で必ず大きな成果をあげるでしょう。
私には分かっています。
かいとはすごい選手になる。
3年間、信じてくれてありがとう。


ひゅうら。

たくさん考えながら生きている子だなって感じていました。
サッカーしている時の、夢中になって、無心になって、心の底から、自分の感覚に正直にいられている姿を見て、この先もサッカーを続けて欲しいなって思ってしまいます。
やっぱり、遠慮がち。
『優しい』とはまた違くて、自分の意思や意見を譲ってしまう、想いがあるのにしまっておく、そんな彼の目をたくさん見てきました。
でも、サッカーにおいてそれは必要なくて。
自分が好きな事に正直でなければそこに喜びもなければ成長もないから、一年時は、その間違った優しさをぶっ壊す事から始まった気がします。
今でも後輩などに、遠慮してプレーする姿も見られますが、高校ではまた1番下から始まります。
遠慮なんかせずに、堂々とサッカーを楽しんでほしい。
サッカーは感情でするものです。
自由に、自分を表現し続けて下さいね。
貪欲にゴールに向かうひゅうらの姿が1番輝いて見えます。
最高に楽しい瞬間を無くさないように、見失わないように、たくさん考えながら生きて下さい!
またいつでも待ってますね。


けいすけ。

けいすけに出会って、私の夢は成長しました。
けいすけがいてくれたから、自分にもっと自信が持てました。
いつも書いている通り、選手だけでなく、指導者である私まで引き上げられました。
本人はそんな事思ってないと思いますが、彼の全力が、感情が、一緒にいる人達を上に連れて行ってくれます。
『こんなやついない』と、プレーを観て何度思わされたか分かりません。
協調性のチームスポーツで、みんなで同じ絵を描いているはずなのに、1人だけ見てる世界が違う瞬間が何度もあって、観る者の想像を超えてくるから、みんな魅了されてしまいます。
高校へ行っても、染まらず、けいすけらしく、度肝を抜きまくってきて下さい。
けいすけに負けないように、こちらも成長しておきますので、またバチバチやりましょう。
キャプテンがけいすけで本当に良かったです。
けいすけが泣くから、我慢してたのに溢れてしまいました。
ずっと応援していますからね。
全員ぶっとばしてこい。





幸せな3年間でした。

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出会えて良かったです。
卒団おめでとう!!
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by gsfc15 | 2023-03-13 11:39 | Trackback | Comments(0)


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