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2023年 05月 13日

2023 クラブユースサッカー選手権 神奈川県大会

久々の投稿となってしまいました。。

昨年末より引き継いで、第一の目標として掲げていたクラブユース。
あっという間でしたね、ここまで。

チームとして個人として、課題を与えて取り組んでもらい
2歩進んで1歩下がる、を繰り返し。

それはどの学年でもそうなのですが
その歩みが速かろうと遅かろうと
進んでいることが大事で。

そういう意味では十分に成長は見られた期間ではありました。

と、同時にまだまだこれからだな、と感じる期間でもありました。

チームとしても個としても、確実に完成はしていなくて
だからこそ今の力を素直に試せる機会にもなりました。


一昨年は2回戦で後に全国大会に駒を進めたSCHと対戦。
力差のある相手に対して、勝負に徹した守備的な戦術を行いました。
先制するも残りの10分で2失点し、歓喜の瞬間はわずか10分で手のひらから零れ落ちた。

選手たちがそのような戦い方を臨んだとは言え
あの日の彼らのプレーは後の成長につながるのか?
彼らにとって間違いなく自信になった試合で、その後の成長も観ることはできた。
でも真っ向勝負した方がより成長を望めたのではないか?
自問自答を続けるも答えは出ない。

ただ、今年の3年生は戦いに臨むにあたって迷いはなかった。
彼らが真っ向勝負でどのくらいやれるのか。
そこを選手自らで感じる必要があると強く感じていたから。

小細工なく、自分たちのいつも通りの力を試そう。
と、2試合とも送り出しました。


1回戦のむげんJY戦。
季節を間違えたような暑い日となり、相当に厳しい試合になりました。

これまでのリーグ戦でも最初の1点が入らず苦しんできた彼らですが、レオの中盤での落ち着いたボールキープからのしかけ、それに合わせたユズのウェーブの動き。
コースも強さもピッタリのスルーパスがレオから放たれて、1vs1を落ち着いて制したユズのプレーがこの試合を楽にしてくれました。

速いプレーが持ち味なだけにプレースピードの落とし方を知らなかったレオ、オンザボールが強いだけにオフザボールに課題を抱えていたユズ。
練習で取り組んできたことがしっかりと出て、2人の成長が見られた素晴らしいゴールでした。

そこからは一進一退。
暑さも相まってオープンな試合となりましたが、ハルミチとゲンキの運動量と対人の強さに助けられました。

中盤で常に2人を相手にしていたハルミチ。
後半はCBがトップ下まで出ていくことを確認することで戦いやすくもなりましたが、正に縁の下の力持ち的な存在で今や一番といっていいほどチームに欠かせない存在になりました。

元々対人守備に強いゲンキですが、この日は相手エースの10番に何もさせず。
試合が終わるまでずっとチームを鼓舞し続けてもくれました。

シュート性のボールはほとんど飛んでこなかったヒカリでしたが、ビルドアップ面でも判断を間違えず安定していました。


2回戦は3部リーグで負けなしのレオヴィスタ厚木。

前半ほぼ攻め続けてたものの決定機をモノに出来ず、、するとやはり苦しい展開に。
さらに前半終了間際に失点をしてしまったことでベンチも動かざるを得ない状況になりました。

相手の狙いが前半はハッキリしていたので慣れてからは危なげなく。
ただ、守備面でも攻撃面でも認知と判断が全体的に欠けていた試合でした。

守備はマークの相手しか認識できず、味方と全体を見て守備をしていないシーンが多くコミュニケーションも不足していて試合開始から不安がありました。

攻撃面ではサイドで勝てることを理解してからシリュウとユズトにボールを集めていきましたが、中盤の選手たちがそこを徹底できなかった印象です。
前半はトップ下がフリーになれず、ずっと力を抜いて楽にプレー出来ていた選手も相手のレベルも上がって焦りが出ていたように思います。
ともに緊張感がそうさせてしまっていると思いますが、これが本番のプレッシャーであると理解することが大事で、練習でやって出来ていたことが本番では出来なくなる。

本番に臨むにあたり、試合の最高の展開と最悪な展開を想像してきて
と前日に伝えましたが、そういう準備ももちろん大事。

それと同時に、日ごろの練習をどのように取り組んでいるか。
練習だからミスしてもいい?
そうなのかな。

練習だって試合だってミスしてもいい。
でも試合のための練習なのは間違いなくて。

試合を練習と同じようにやるのか
練習を試合と同じようにやるのか

どちらにしろ、成長のための機会であって欲しい。


不安定な守備の改善と点を取りにいかなければいけない状況を打破するために、ハーフタイムで相手に厳しくプレーするゴータムとトップ下でゴールを演出できるリクを投入しました。
しかし、相手が戦い方を変えてきた(ダイレクトな戦いからポゼッション主体の地上戦へ)こともありましたが、良さを出すところまでは出来ませんでした。

そして後半の2失点目で気持ちが切れてしまったかな。
このクラブユースではレオとゲンキが精神面ではずっとひっぱってくれていて、2人は0-4になった最後まで、1点返すぞ!と声を挙げてくれていました。
が、チームとしては正直思った以上に精神的な脆さを感じました。

1年の頃からほとんどの試合で勝ってきた学年だからこそ、こういう経験は初めてだったんだろうと。
試合になると意外と大人しいのは分かっていましたが、逆境を乗り越える経験がこれまで少なかったのだろうと思いました。
これも練習をどう捉えているのかにもつながっている気はしますが。

そういう意味でも3年生全員がこのクラブユースという舞台を経験できたことはチームとしても個としても良かったと考えています。
苦い軽々だったかもしれない。
でも経験しないと分からないこともあるから。

ありきたりだけど、この経験を必ず次につなげて欲しい。
必ず来る、この試合のような日が。
必ず。


最後に2年生。

出場したダイキとユウト(守)。
特に1試合目では苦しい時間帯で間違いなくふたりが流れを変えてくれてチームを助けてくれた。

ダイキはフィジカルと技術で個での力は十分に通用する。
だけに、ボールを持っていない時のプレーの質を今のうちに高めて欲しい。
フィジカルと技術は上のレベルではみんな同じくらいになってくる。
だから差が出るのはオフザボールの部分。

ユウト(守)は想像していた以上に良さが出ていて。
相手の位置を確認してボールを受けたり、判断してボールを扱うことがとても上手く出来ていた。
個の強さやスピードは通用しない部分が多かったと思うけど、だからこそ認知と判断の質をとにかく今は高めること。
ダイキの場合とは逆に、フィジカルと技術は必ず後で追いつくから。
ライバルが活躍してきてそれを今、痛感しているでしょう?

マサ、ミナト、ユウシュン、カズキ。
出場させてあげられず申し訳ない。

ただ、この舞台を近くで見て感じて欲しかった。

この緊張感を肌で感じられたことを
悔しさももちろんあると思いますが
1年後の同じ舞台でこの経験を活かして欲しいです。



まだまだ。
まだまだ、君たちのサッカー人生はこれからこれから。

最後まで続けたヤツが勝つと思っているので。
これから追い越せばいい。


付き合いますよ、最後まで。

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【2023年 クラブユース選手権 神奈川県予選】

■1回戦 5月16日(日) 県立スポーツセンター人工芝
横浜GSFC 1(1-0)0 むげんJY
得点:ユズト-Aレオ


■2回戦 5月22日(土) おおね公園
横浜GSFC 0(0-1)4 レオヴィスタ厚木



by gsfc15 | 2023-05-13 23:52 | 2023 U-15 | Trackback | Comments(0)


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